男子ツアーに先駆けて、いよいよスタートした女子ツアーの2010年シーズン。初日、5アンダー単独首位に立ったのは、ツアーに本格参戦した昨シーズンに賞金ランキング27位と大活躍した森田理香子。そして、3打差の2アンダー8位タイには、米女子ツアーで44年ぶりに開幕2勝を決めて、今乗りに乗る宮里藍が続く！

森田理香子が6バーディ1ボギーの素晴らしいスタート！

　2008年のプロテスト合格から、昨シーズンは賞金ランキング27位で賞金シードを決めた森田理香子。このシーズン初日は、6バーディ1ボギーという素晴らしい内容で、5アンダー単独首位に付けた。

「今日は、憧れの不動さんとのラウンドで、とても緊張していました。ピンチはありましたが、自信を持ってプレーすれば大丈夫だと思っていました。オフのトレーニングが自信になっているし、飛距離もアップしていると思います。去年は出だしで躓きましたし、今年もいろいろあると思うけど、頑張ります」と森田は語っている。

日米開幕戦連続勝利に期待がかかる宮里藍

　昨シーズンは米女子ツアーのエビアン・マスターズで念願の初勝利を決めて、賞金ランキング3位でフィニッシュした宮里藍。今年は、開幕戦からなんと2連続勝利を決めて、米女子ツアー史上44年ぶりという歴史を刻んだ。本大会では、史上初の日米両ツアー開幕戦勝利という期待がかかる中で、初日は首位に3打差の2アンダー8位タイ。

「前半3連続バーディを取りましたが、それでも風が良く変わるし、あまり余裕はなかったですね。米ツアーで2連勝しましたが、まだこれで3試合目が始まったばかり。ここで一息ついてしまわないようにしたいと思います。試合に出るからには、疲れていても、ティーに立ったらベストを尽くしたいですし、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを目指します！」と宮里は語る。

　他、4アンダー単独2位に笠りつ子。3アンダー3位タイには不動裕理、馬場ゆかりなど5名。2009年の賞金女王となった横峯さくらは、「今日は我慢のゴルフでしたが、最後のバーディは明日につながると思います」とイーブンパー29位タイ。