大会2日目、3位スタートの岩田寛は、64のビッグスコアをマークして、通算9アンダー単独首位に浮上した。「おととしと昨年は、そんなに調子がよくありませんでしたが、やっと準備が整った感じです」と岩田は語っている。そして、7アンダー2位タイには池田勇太とブレンダン・ジョーンズが続く。
「ミート率が安定してきた」という岩田寛
1イーグル4バーディノーボギーという素晴らしい内容で、岩田寛が通算9アンダー単独首位に立った。この震災では仙台空港に駐車していた車が流されたという岩田。精神的に不安定な中で、素晴らしいプレーを見せた。
「自分は車を流されただけですが、それ以上の怖い思いをした人がたくさんいるし、震災のことを思うといつも泣きそうになりますね。今日は、ミート率が安定してきた感じです。昨年までは下半身を使いすぎていて、プレッシャーがかかるとショットがぶれるし、ミート率が悪かった。今、30歳になって、今年勝たなかったら、ただの人だと思うので、キレないようにプレーします」と岩田は語る。
「よく5アンダーで上がれたと思う」という池田勇太
11位スタートの池田勇太は、この2日目、5つスコアを伸ばして、ブレンダン・ジョーンズと並んで通算7アンダー2位タイ。
「初日もそうでしたが、今の調子を考えると、今日はよく5アンダーで上がれたと思いますね。皆がスコアを伸ばしてくると思ったし、調子が悪い中でいかにスコアを伸ばせば良いか考えた結果が、5アンダーとなって、良かったと思います」と池田は振り返る。
他、5アンダー4位タイに桑原克典など2名。4アンダー6位タイには薗田俊輔。ディフェンディング・チャンピオンの石川遼は2つスコアを崩して、通算イーブンパーの24位タイに後退した。
【ツアーお楽しみトピックス】