兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部を舞台に、いよいよ初日がスタートした日本プロゴルフ選手権。この初日は、金亨成（キム・ヒョンソン）とＪ・チョイの韓国勢が、素晴らしいスタートを切って、5アンダー首位タイに並んだ。「2番ホールのセカンドショットあたりから、じんましんが出てしまい大変でした。でも、それを考えないようにして臨んだことが良かったのかも」とＪ・チョイは語る。石川遼はイーブンパー37位タイとやや出遅れた。

66をマークしたＪ・チョイが5アンダー首位タイ

　首位タイを韓国勢が占めた本大会初日。Ｊ・チョイは66（パー71）をマークして、金亨成（キム・ヒョンソン）と並んで5アンダー首位タイとなった。

「じんましんは辛かったけど、考えないようにしてプレーしました。でも、辛くなかったら逆に悪かったかも知れませんね。じんましんは初めてだったので、えーっ何？という感じでした。とにかくプラス思考でプレーしました」とＪ・チョイは振り返る。

「明日に向けて期待できる内容だった」という石川遼

　1バーディ1ボギーという内容で、イーブンパー37位タイとやや出遅れたのは石川遼。

「今日は6m以上のバーディチャンスが多かったですね。でも、パッティングは良い感じでした。後半2番ホールでバーディが来て、そこからもう少し波に乗れれば良かったんですけどね。ショットはだいぶ良かったし、明日に向けて期待できる内容だったと思います。優勝争いをするために、初日の最低限のラインはクリアできました」と石川は語っている。

　他、4アンダー3位タイには宮瀬博文、藤田寛之、松村道央など5名。3アンダー8位タイには、2010年の賞金王であるキム・キョンテ、丸山大輔など5名が並ぶ。