高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台にスタートした大会初日。7アンダーの素晴らしい滑り出しを見せて、宮里優作が単独首位に立った。「今日は、風が強かったので低い球で臨みました。後半は伸び悩んでしまいましたが、全体的に良いゴルフができました」と宮里は振り返る。そして、6アンダー単独2位には上井邦浩。5アンダー単独3位に高山忠洋が続く。

「その気になって良いゴルフをしたい」という宮里優作

　4番ホールからの4連続バーディを含む、8バーディ1ボギーという内容で、7アンダー単独首位に立ったのは宮里優作。初勝利が待たれる中で、期待の高まる滑り出しとなった。

「ここは大好きなコース。皆温かくて雰囲気が良いし、自分の中では最終戦という意気込みがあるんです。17番ホールでは唯一ボギーを打ってしまいましたが、風が回っていて距離感がつかめませんでした。でも、ダブルボギーを打たなければいいと思っていました。今日は良いスタートが切れたので、初勝利に向けて、その気になって良いゴルフを続けたいですね」と宮里は語っている。

2連勝すれば逆転賞金王も可能な石川遼

　この大会も含めて、残すところあと2戦となった状況ながら、2連勝すれば、逆転賞金王の可能性を残しているのが石川遼。この初日は、4バーディ2ボギーという内容で、2アンダー8位タイにつけた。

「今日は、ボギーになりそうな状況をしのげたところが2、3ホールあったので、こういった形で上がることができましたが、内容的にはもう少し伸ばせたかなという感じでしたね。2連勝が逆転の条件ですが、それに関しては、あまりプレッシャーを感じていません。こういう状況に追い込んだのは自分ですし、今焦っても仕方ないと感じています」と石川は語る。

　他、4アンダー4位タイには諸藤将次と小平智。3アンダー6位タイにはP・マークセンと小田孔明が続く。期待のアマチュア、松山英樹は9オーバーと大きく出遅れた。