単独3位スタートの高山忠洋が、この2日目に、4つスコアを伸ばして通算9アンダー単独首位に浮上した。「今日も風があったので、球の高低差をつけるようにして臨みました。調子はあまり良くないのですが、バーディチャンスに付いたところで取れました」と高山は振り返る。そして、7アンダー単独2位には宮里優作。6アンダー単独3位に上井邦浩が続く。

「青木さんのアドバイスを守っていきたい」という高山忠洋

　1イーグル4バーディ2ボギーという内容で、単独3位スタートから、2位に2打差をつける通算9アンダー単独首位に浮上したのは高山忠洋。

「火曜日の朝、レストランで食事をしているときに『何やってんだ』と青木さんから言われて…。自分は左手のリストが弱くて、フォローの抜けが悪いのが欠点なのですが、感覚的なアドバイスをいただきました。実は、先々週から手の状態がよくなくて、それをかばいながら打っていたんですが、今週はとにかく、そのアドバイスを残り2日間も守ってプレーしたい」と高山は語っている。

「やるべきことに集中してプレーするだけ」という石川遼

　2アンダー8位スタートから、1バーディ2ボギー1ダブルボギーと3つスコアを落として、1オーバー24位タイに後退した石川遼。

「今日は、全体的にショットの内容が良くありませんでした。まっすぐに打ちたいと思う場面でイメージどおりに行かず、全体的にキレがありませんでしたね。アプローチもパットもほとんど不安がなくプレーできていますが、こういう我慢のゴルフがしたいわけではないし、もっと良いショットを打っていきたい。明日も、自分のやるべきことを目指して、そこに集中してプレーするだけです。同じ練習を繰り返して、結果が出るのを待ちたい」と石川は語る。

　他、5アンダー単独4位に小平智。4アンダー5位タイには6つスコアを伸ばした田中秀道と、諸藤将次が続く。