単独首位スタートの高山忠洋は、この3日目、2つスコアを伸ばして2桁アンダーに到達。通算11アンダーで単独首位をキープした。「最終組だったけど、前半はギャラリーがあまりいなくて、沈んだムードでした。伸び悩む展開でしたね」と高山は振り返る。そして、1打差の10アンダー単独2位には、初勝利に期待がかかる宮里優作が続く！

「最終日も気合を入れてがんばります」という高山忠洋

　9アンダー単独首位スタートとなった高山忠洋は、4バーディ2ボギーという内容で、通算11アンダー単独首位をキープ。上がり2連続バーディで、最終日につながる好プレーを見せた。

「伸び悩む展開で、誰かが動かないといけないと思っていましたが、スコアを伸ばそうにもなかなか伸ばせなかったですね。ギャラリーもほとんどいないし、最初は嫁の声だけが響き渡っていました。ショットは好調とは言えず、気合でまっすぐに行かせてた感じでした。首位が高山だったらと思って、みんなどんどん追い上げてくると思うけど、最終日も気合を入れて頑張るので、もう少し応援してくれたら…」と高山は語っている。

大健闘を見せている小平智

　シード権争いの最後のチャンスとなる本大会で、初シード入りに向けて、素晴らしいゴルフを見せているのが22歳の小平智。現在、ランキング91位の小平は、この大会で7位以内に入れば、賞金ランキング70位以内に入り、初シード入りが可能となる。この3日目は、4バーディ2ボギーという内容で、通算7アンダー単独3位につけた。

「来週からQTに出場するつもりでいるし、あまり、順位を気にせず気楽にプレーしていることが、この3日間のスコアになったと思います。3日目で単独3位はとても上出来です！明日も、シードとか優勝とかを考えず、通算10アンダーという目標に向かってプレーしたい」と小平は語る。

　他、6アンダー4位タイには小田孔明と上井邦浩。3アンダー6位タイには、尾崎直道、園田峻輔、上田諭尉の3名。現在ランキング74位で、逆転シード入りに挑む冨山聡は、4アンダー9位タイと健闘した。石川遼は大きく伸ばすことはできず、2アンダー15位タイ。