この3日目は、首位スタートから1つスコアを伸ばすにとどまったキム・キョンテだが、通算13アンダーで単独首位をキープした。「今日は、グリーンが固かったですね。フェアウェーからはボールが止まるけど、ラフからだと止まりません。ピンポジションも難しかったですね」とキム・キョンテは振り返る。そして、通算12アンダーには宮本勝昌。また、64をマークした藤本佳則が10アンダー5位タイに浮上した。

「最終日はパー5でバーディを取っていきたい」というキム・キョンテ

　3バーディ2ボギーという内容で、通算13アンダーで単独首位をキープした韓国のキム・キョンテ。2日間、ノーボギーのラウンドだったが、この3日目は、スタートホールと最終ホールで、ボギーを叩くなど、2日目に7つ伸ばした勢いは見られなかった。

「最終ホールは、ティーショットを右の池に入れてしまいボギー。2日目は、このホールで左に行ってしまったので、今日は少し右を向いて打ったんです。ドライバーが左に曲がることはあったけど、右にミスする球が出るとは思いませんでしたね。明日の優勝スコアは、天候次第だけど15アンダーくらいになると思います。パー5でバーディを取って、あとはパーセーブを重ねれば大丈夫だと思う」とキム・キョンテは語っている。

「パットのタッチがすごく良かった」という藤本佳則

　1イーグル8バーディ2ボギーという猛攻を見せた藤本は、31位スタートから通算10アンダー5位タイに急浮上した。

「ここはグリーンのスピードが速いので、上りのパットでも結構行ってしまうことがあるんです。上りの良いラインに付くと強く狙ってしまうので、そこは気をつけていましたが、今日はパットのタッチがすごく良かったですね。今日みたいなゴルフができれば、最終日にもワンチャンスあるとは思いますが、とにかく、最終日に良い位置で回れるように頑張れたので良かったです」と藤本は語る。

　他、11アンダー3位タイには横尾要とI・J・ジャン。10アンダー5位タイには、藤本佳則の他、丸山大輔。9アンダー7位タイには石川遼など3名が並ぶ。