宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台にスタートした本大会初日は、谷原秀人とルーク・ドナルド、ブレンダン・ジョーンズが、ともに素晴らしい滑り出しを見せて、6アンダー首位タイに並んだ。「最近は、初日、2日目と出遅れることが多いのですが、明日誕生日なので、その前祝ともいえるようなスコアが出ましたね」と谷原は語る。そして、4アンダー4位タイには薗田峻輔と河野晃一郎が並ぶ。先週優勝を決めた、注目の石川遼は2オーバー48位タイと出遅れた。

3年連続の初日首位スタートとなった谷原秀人

　7番ホールからの3連続バーディを含む、7バーディ1ボギーという内容で、6アンダー首位タイに並んだ谷原秀人。なんと、本大会では3年連続の初日首位スタートとなった。

「3年連続初日首位はハンパじゃないことだけど、実はあまり覚えていないんです。初日が良くてもなかなかそこからが続かないですからね。ショットやアプローチが上手くいくことが、4日間続かないんです。今、30代の選手が活躍していないといわれるけど、自分なりに頑張っているつもりです。でも、成績がついてきませんね。とにかく、ここは難しいので、集中してボギーやダブルボギーを減らしていきたいですね」と谷原は語っている。

英国のルーク・ドナルドも好スタート！

　米ツアーで5勝、欧州ツアーで7勝を上げ、2011年は、両ツアーでともに賞金王に輝くという快挙を成し遂げた、注目のルーク・ドナルド。この初日は、8バーディ2ボギーという内容で、谷原、B・ジョーンズと並んで6アンダー首位タイにつけた。

「後半に、少しスコアを崩しそうなムードになったけど、なんとか落とさずに済みましたし、後半3つのバーディが取れたので、明日のゴルフにつなげられたらいいですね。5年前に、この大会に出場しましたが、特に変わった印象はないですね。とても、挑戦しがいのあるコースです。昨年は、欧米の両ツアーで賞金王になったけど、ここに参戦した5年前から自分は良い選手だと信じてきたんです」とルーク・ドナルドは語る。

　他、3アンダー6位タイには、S・K・ホと小泉洋人。2アンダー8位タイには、片山晋呉、藤田寛之など8名が並ぶ。