2011年に、米ツアー、欧州ツアーで同時に賞金王となったルーク・ドナルドは、世界一流の実力を遺憾なく発揮して、この2日目は通算13アンダーに到達。2位に4打差をつけて単独首位を快走する。「初日はショットでスコアメイクしていましたが、今日はパットが良かったですね。ここまでとても良い感じできているし、最高の週末を迎えられそうですね」とルーク・ドナルドは語っている。そして、4打差の9アンダー単独2位には薗田峻輔が続く！

7バーディノーボギーの猛攻を見せたルーク・ドナルド

　3名が並ぶ6アンダー首位タイスタートから、この2日目に7バーディノーボギーという内容で、通算13アンダーで単独首位に抜け出したルーク・ドナルド。36ホールでの大会最小ストローク記録も更新し、欧米両ツアーの覇者らしいゴルフを、この大舞台で披露した。

「今日は、しっかりとソリッドなプレーができたと思います。12番ホールではティーショットが右の木に当たって、根元にボールがありましたが、3番アイアンで良いリカバリーショットが打てて、ナイスパーセーブもできました。でも後続には、まだ強い選手がいるし、安心できません。残り2日間も良いプレーを続けたいですね」とルーク・ドナルドは語る。

4打差で食い下がる薗田峻輔

　5バーディノーボギーという内容で、首位を快走するL・ドナルドに食い下がるのは薗田峻輔。上がり5ホールで3つのバーディを重ねて、明日への弾みをつけた。

「今日は、ピンチらしいピンチもなくて、とてもプレーの感触が良かったですね。欲をいえば1ピンくらいのチャンスを何回か外しているのが惜しいところ。そこで何度か流れに乗り損ねた感じがしています。でも、この難しいグリーンで3パットがないのは好調の証です。上がりホールで3つのバーディが取れたので、終わり方も良かった」と薗田は振り返る。

　他、通算7アンダー単独3位には藤田寛之。6アンダー単独4位には河野晃一郎。5アンダー5位タイにはアマチュアの松山英樹など4名が並ぶ。石川遼は通算2アンダー19位タイ。