上位のスコアが伸び悩んだ3日目となったが、13アンダー単独首位スタートのルーク・ドナルドは、イーブンパーのプレーながらも、単独首位をキープして、依然4打差のリード。優勝に向けて最高のポジションにつけている。「今日は天候が悪く、気温も低くてボールが飛ばず、ピンポジションも難しかったですね。なかなか勢いに乗ることができませんでした」とルーク・ドナルドは振り返る。そして、4打差の9アンダー2位タイには、薗田峻輔と4つスコアを伸ばしたブレンダン・ジョーンズが続く。

「4打差を生かしてしっかりプレーしたい」

　初日、2日目で、36ホールでの大会最小ストローク記録をマークした勢いはなく、3バーディ3ボギーという内容で停滞したルーク・ドナルド。それでも、2位に4打差のリードをしっかりと保って、通算13アンダーで首位を快走する。

「ドライバーは良かったけど、アイアンが今一つでしたね。それと、パットがあともう1つ2つ入ってくれればというのがありました。特に17番ホールの3パットにイラッとしましたね。でも、一番良い位置にいると思うし、この4打差を生かして、しっかりとプレーしたい。守りに入らなければ、優勝につなげることができると思います」とルーク・ドナルドは語っている。

「最後のバーディでもやもやが晴れた」という薗田峻輔

　9アンダー単独2位スタートの薗田峻輔は、首位との差を縮めることができず2バーディ2ボギーで、9アンダー2位タイ。

「今日はとてもストレスのたまるラウンドでしたね。でも最後にバーディが取れて、もやもやした感じから、スッキリすることができました。ルーク・ドナルド選手とはお互いにパープレーだったから4打差。十分に届く可能性があると思っています。世界ランキング3位の選手を破っての優勝を考えると、ゾクゾクしますね」と薗田は語る。

　他、通算8アンダー4位タイには藤田寛之と小泉洋人。7アンダー6位タイには片山晋呉、アマチュアの松山英樹など3名。石川遼は、2つスコアを崩して、通算イーブンパー35位タイ。