首位でスタートした鈴木亨はこの3日目、2つスコアを落としながらも、通算4アンダーで単独首位をキープした。「前半のゴルフだったら後半ももうちょっと良いプレーができたかもしれない。でも雨が降ってきてアンラッキーだった」と鈴木は振り返る。そして、3アンダー2位タイには、小山内護、原口鉄也が並ぶ。

「とにかく勝ちたい！」と闘志を燃やす鈴木亨

　インスタートの前半は2バーディ2ボギー、後半は1バーディ1ボギー1ダブルボギーという内容で、鈴木亨が通算4アンダーで単独首位をキープした。

「明日は、とにかく勝ちたい。その気持ちに正直にプレーしたいと思います。ただ、優勝スコアがどうなるかを考えて、スコアを計算する余裕はないと思います。特に上がりの4ホールはまったく計算できない。でも、この小樽で勝つというのはカッコイイと思うし、生涯自慢できる。だから、何とか勝ちたい」と鈴木は語っている。ツアー最長のタフなコースで逃げ切り、その栄冠を勝ち取りたいところだ。

24位から2位タイに急浮上した小山内護

　7バーディ3ボギーという内容で、24位スタートから一気に3アンダー2位タイに急浮上したのが小山内護。何としても勝ちたいという鈴木を脅かす猛追だ。「これまではガツンと吹け上がっていましたが、ドライバーのシャフトを換えて、イメージ通りの弾道になっています。距離はフェアウェーに置けば、それほど長いとは思わないですね。パターの調子が良くなってきたのも大きい」と、小山内は調子が上向きだ。

　他、2アンダー単独4位に島田正士。1アンダー5位タイには、谷原秀人、桑原克典、谷口徹など8名が並ぶ。