2007年のレギュラーツアー最終戦となる本大会。初日、3アンダー首位の好スタートを切ったのは、尾崎健夫、谷口徹、手嶋多一、I・J・ジャンの4名だ。「今日は風の強弱が分からなかったし、山のところで回っている風もあった。迷ったら負け。迷わずにプレーできて良かった」と尾崎は振り返る。そして、2アンダー5位タイには、近藤智弘、今田竜二など5名が並んでいる。

「今日は上出来！」という谷口徹

　風が読めないコンディションの中で、5バーディ2ボギーという内容で、3アンダー首位タイの好スタートを切ったのが谷口徹だ。

「風が回っていて、アゲインストだと思っていたら、フォローに変わっていたり、その時々で分からない状況でしたね。でも、今日は大きなミスをしないようなセーフティなラウンドで、アンダーパーで回れればいいと思っていたので、すごく良かった」と谷口は振り返る。

「青木さんが帰ってきて刺激を受けた」という尾崎健夫

　あわやホールインワンというシーンも見せるなど、5バーディ2ボギーの3アンダー首位タイに並んだのは尾崎健夫だ。

「今回、青木さんが帰ってきて、とても刺激を受けた。今年は良いんじゃないの？といっていたら、優勝しちゃうし、これには参ったよ。ツアーは久しぶりで、ANAオープンのときにランキング62位だったから大丈夫だと思っていたら、いつの間にか78位。でも、シード権はあまり考えていなくて、ファイナルQTにいくか、東京よみうりに行くかだけ」と尾崎は語っている。今シーズンは、レギュラーツアー14試合、シニアツアー7試合に出場し、本大会の臨んでいる。

　他、欧州ツアーから帰国して臨む手嶋多一も、3アンダー首位タイ。「ヨーロッパツアーで風があるときは、こんなもんじゃなかったですね。それに日本のコンディションは、改めて素晴らしいと感じましたよ。向こうはあまり整備されていないから。特にポルトガルでは風は強いし、グリーンは刈っていないから、最終日になるにつれて重くなるんです」と手嶋は語っている。同順位にI・J・ジャンが並ぶ。