15位スタートから、64のビッグスコアをマークして、クリス・キャンベルが9アンダー単独首位に躍り出た。「上位にいることは、やはりすごく嬉しいし、最終日にトップでスタートできることも嬉しいですね」とキャンベルは語っている。そして、I・J・ジャンとともに、8アンダー2位タイにつけるのは、2007年の賞金王の座がかかる谷口徹だ。

出だし5連続バーディを披露したキャンベル

　なんと1番ホールから、5連続バーディを奪う素晴らしいスタートを切って、8バーディノーボギーという内容でフィニッシュしたのがC・キャンベルだ。15位から一気に単独首位にジャンプアップした。

「スタートがとても良くて、その後は特別良かったというわけではないのですが、全体的に良いラウンドができました。これまでは風も強くて、難しかったのですが、明日も今日のようにプレーできたらいいですね。今日と同様に、良いスタートを切れればと思っています」とキャンベルは語る。

「優勝できたら最高です！」という谷口徹

　4バーディ2ボギーという内容で、首位に1打差の通算8アンダー2位タイにつけているのが谷口徹。今年の賞金王を確定できるか否かも、最終日にかかっている。

「早く賞金王が決まればいいけど、そうはいかないし、やるべきことをやるしかないですね。でも、賞金王が賞金女王に負けたら、また何か言われてしまうし、明日は、優勝できたら最高です。一番のプレッシャーは（上田）桃子。桃子には馬鹿にされたくないですからね。最終日は、攻めるところは攻めて、守るところは守って、うまく自分と向き合えればと考えています」と谷口は語っている。

　他、6アンダー4位タイには、手嶋多一、宮里優作など4名。5アンダー8位タイには、フランキー・ミノザ、尾崎健夫が並ぶ。