横峯さくらと上田桃子が最終組で回り、最高に盛り上がる形でスタートした最終日。終盤で4打差を詰めて、上田とともに9アンダーフィニッシュした横峯は、プレーオフ2ホール目で上田を下した。「最終ホールで上田選手がパーパットを外してビックリしましたが、とりあえずプレーオフではやれることをやろうと臨みました」と横峯は振り返る。
15番ホールで4打差の状況だった横峯
4バーディ1ボギーという内容で、上田桃子とともに9アンダーフィニッシュとなった横峯だが、15番ホールでボギーを叩いた時点で、上田を4打差で追う厳しい状況だった。だが、横峯は16番、17番ホールで連続バーディを奪って、上田が最終ホールも含めて、2つスコアを崩したことで、両者が並んだ。プレーオフ1ホール目では、ともにバーディ。2ホール目で横峯がパーを決め、トラブルに見舞われ6オンと乱れた上田を制した。
「4打差になったので、とにかく16番ホールではバーディチャンスを作りたいと思っていました。その時点で考えていたのは2位をキープすることでしたね。でも、プレーオフのチャンスが巡ってきたし、今年はプレーオフで3回負けていますが、諦めずにやるだけやろうと思いました。それまでのプレーオフと違って、気持ちが入ったプレーができましたね」と横峯は語る。
獲得賞金1億円突破!
「ティーショットが曲がってしまうことが不安材料でしたが、それがプレーオフでも出てしまい、ごまかしながら、何とか勝ちきったという感じです。ただ、セカンドショットがピンに絡んでくれたことが大きかったと思います。今年の目標は、1億円突破だったので、あと数試合を残して1億円突破できたことに、自分の成長を感じています」と横峯は語っている。
他、2週連続でプレーオフで敗れる形となった上田桃子は、「やってはいけないミスをしました。負けてしょうがない。特に、16番と18番ホールでパーパットを外したのが悔しいです」と語る。8アンダー単独3位に韓国の丁允珠。