「和合は得意ではないので、手堅くプレーしようと意識したのがうまく行きました。良いスタートを切れたと思います」と語る宮里聖志が、4アンダーで首位タイに並ぶ好スタートを切った。そして、同順位には高橋竜彦が並ぶ。

先週から好調の宮里が好発進！

　5バーディ1ボギーという内容で、高橋竜彦と並んで4アンダー首位タイにつけたのは宮里聖志だ。「どうしても攻めのゴルフをしたくなりますが、ここはあまり得意なコースではないので、手堅くいこうと思っていたのが良かったですね。特に、前半はティーショットがフェアウェーに行っていたので、無理せず楽にゲームを組み立てられました」と宮里は語る。先週からショットの好調をキープしており、この大舞台に臨む意気込みも満々のはずだ。

「あっという間の18ホールだった」という石川遼

　この初日、ジャンボ尾崎のプレーを間近で見ることとなったのは石川遼だ。初日は、4バーディ5ボギーという内容で、1オーバー42位タイだったが、本人としては満足のいく初日となった。

「今日はジャンボさんの一打一打を目に焼き付けましたね。特に、アイアンショットは風に負けなくてすごいと思いました。僕の技術ではよく風を考えて打たないと無理ですから。自分のプレーに関しては、目標だった4つのバーディを取ることができて、自分のゴルフができたと思っています。それにしても、ジャンボさんとのゴルフは、今までにない興奮と緊張感で、あっという間に時間が過ぎてしまいました」と石川は振り返る。

　他、3アンダー3位タイには、上田論尉、先週優勝を決めたS・K・ホ、中嶋常幸、今野康晴など6名。2アンダー9位タイには、谷原秀人など10名が並んでいる。