川岸良兼、広田悟、S・コンランの3名が通算6アンダーで首位タイに並び、混戦模様を呈してきた2日目。川岸は「ありえないほど、出来過ぎですね。2006年に3位に入ったときには、63を出しているけど、ノーボギーは初めて」と語っている。そして、2打差の4アンダー7位タイには片山晋呉が追っている。

川岸良兼が5バーディノーボギーの猛攻！

　19位スタートから、3連続バーディを含む5バーディノーボギーという完璧な内容で、6アンダー首位タイに急浮上したのが川岸良兼だ。

「今日は、風がなくてプレーしやすかったし、グリーンも柔らかかった。それにしても、ここでノーボギーは初めてだし、ありえないですね。パー3でのバーディで3アンダーを稼ぎましたが、ここではパー3でアンダーが出せると、良いスコアになりますね。アプローチもパットも、だいぶ良くなっています」と川岸は語っている。

「最高のゴルフができた」という片山晋呉

　川岸と同様に5番ホールからの3連続バーディを決めるなど、6バーディ2ボギーという内容で、通算4アンダー7位タイにつけたのは片山晋呉。

「上位をおびやかそうと思ってプレーしましたが、今日は最高のゴルフができましたし、上位を射程圏内に捉えることができましたね。第45回、47回と優勝して、この第49回大会の今年も、優勝できると思ってプレーしています。勝とうという思いは誰より強いですね」と片山は、気合をうかがわせている。

　他、広田悟とS・コンランはともに、4つスコアを伸ばして、通算6アンダー首位タイ。5アンダー3位タイには、増田伸洋、W・リャン、J・M・シン。石川遼は「今日は我慢のできないゴルフでした。バーディを狙っていたけど、結果を求めすぎていました」と、通算4オーバー70位タイで、予選通過に1ストローク及ばなかった。