5月の日本プロゴルフ選手権に続く、国内メジャー第2戦となる本大会初日は、4アンダーでフィニッシュした久保谷健一が単独首位に立った。「ここはティーショットで気を抜けるホールが一つもありませんが、攻める甲斐もあります」と久保谷は語る。そして、3アンダー2位タイには、ドンファンと岩田寛が続く。

気合でスタートダッシュを見せた久保谷健一

　前半に4つのバーディを奪う、5バーディ1ボギーという好内容で、初日にスタートダッシュを見せた久保谷健一。いつも出だしに不安を抱えていたという久保谷だが、この初日は、2番ホールから初バーディを決めて、序盤から波に乗った。

「難コースの怖さもあるけど、攻める甲斐もあります。今日は、いつも以上に決めたところへ運ぶことを意識しましたが、このスコアは技術よりも、気合で出たと思います。最高に難しいセッティングで、好スコアを出せたことは、大きな自信になります」と久保谷は語っている。

メジャー制覇に誰よりこだわる片山晋呉

　今年5月の日本プロゴルフ選手権で見事栄冠を勝ち取った片山晋呉は、ディフェンディングチャンピオンとして、本大会2連覇に挑む。年間グランドスラムの夢と、永久シードとなる25勝目獲得に向けて、誰よりも気合が入っているはずだが、初日は2オーバー33位タイという滑り出しとなった。「調子は良いはずなのに、予定よりも多くティーショットがラフにつかまったりと、今日は疲れを感じるラウンドでした」と片山は語る。

　他、2アンダー4位タイに、広田悟、S・K・ホなど3名。注目の石川遼は、5オーバー80位タイと出遅れた。「ティーショットにすべてをかけていたので好調でしたが、その後のショットが良くなかったですね。ドライバーは合格でしたが、スコアを気にするレベルに達していないと感じています」と語っている。

(c)GolfPark 2008