通算イーブンパー付近で、優勝争いが繰り広げられている本大会。3日目は、通算1アンダーでフィニッシュしたドンファンが、唯一のアンダーパーで単独首位についた。「雨のコンディションは好きじゃないけど、今日はよく我慢できました」とドンファンは語っている。そして、イーブンパー2位タイには、谷原秀人と谷口拓也が並ぶ。

「今日は疲れました」というドンファン

　3位スタートから、イーブンパーの内容で通算1アンダー単独首位に立ったのはドンファン。単独首位に躍り出たものの、この3日目は耐えるゴルフを強いられた。

「今日は谷原さんのマーカーだったんですが、間違って宮本さんのスコアをつけてしまうくらいに余裕がなくて、とても疲れましたね。1番ホールでダブルボギーを叩いたけど、みんな苦しんでいるし、まだ始まったばかりだと切り替えました。雨のコンディションは隙じゃないんですが、これは皆同じだから仕方ありませんね。それでも、今日はよく我慢できました」と語っている。

大きく崩れた石川遼

　先週は3位フィニッシュを決めて、調子は上々のはずだが、この小樽のツアー最長を誇る難コースで苦戦する石川遼。3日目は82という内容で大きく崩れて、通算15オーバー60位タイに後退した。「昨日も今日も、自分のゴルフスタイルの中では、とっくにキレているという感じです。こんな風に、とてもフラストレーションがたまる状態ですが、これによってまた、自分のゴルフの幅が広がると思うし、参戦できて良かったと思います」と石川は語る。

　他、イーブンパー2位タイには、谷原秀人と首位スタートだった谷口拓也。1オーバー4位タイには、原口鉄也と貞方章男が並ぶ。