矢野東と並んで12アンダー首位タイスタートとなった谷原秀人は、通算16アンダーでフィニッシュ。矢野東を1打差で振り切って、今季、嬉しい2勝目を決めた。「本当に嬉しい!これで賞金ランキングのトップに立ったことも嬉しいし、勝つと言って勝てたことが良かった」と谷原は語る。
「良いプレッシャーの中で戦えた」という谷原秀人
12アンダー首位タイでスタートした谷原秀人は、前半に3バーディを奪い、同じく首位スタートの矢野東を序盤で引き離し、5バーディ1ボギーという内容で1打差で振り切った。
「矢野選手も良いパットを決めていたし、ボギーを打たなかった。序盤で引き離したと思ったけど、後半は接戦になって、良いプレッシャーの中で戦えたと思います。気の抜けるようなホールは1つもなく、バーディを狙って行かなければならなかったんですが、とても楽しかった」と谷原は振り返る。
「結婚したことがプレッシャーだった」
7月に婚姻届を提出した、新婚ホヤホヤの谷原にとっては、夫婦の記念にもなるビッグイベント制覇だ。「実は、結婚してダメになったといわれたら、妻に申し訳ないから、とにかく早く勝ちたいと思っていたんです。それが、密かにプレッシャーとなってパッティングが決まらず苦しみました。でも、この優勝で吹っ切れましたね。あともう1勝して、賞金ランキングの差を離したい」と谷原は意気込む。
他、上がり2ホールで見事な連続バーディを決めたものの、2週連続優勝をものにできなかった矢野東は、「アイアンのキレがなくてバーディチャンスが少なかったのは残念だけど、ゲーム的にとても面白かった」と、15アンダー単独2位フィニッシュ。14アンダー3位タイにはW・リャン、久保谷健一が並ぶ結果となった。
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