サスペンデッドとなった2日目の残りホールと、第3ラウンドを消化した3日目。首位から3打差以内に7名がひしめく混戦となる中で、通算12アンダーで首位タイに並んだのは、先週優勝したばかりの矢野東と谷原秀人だ。「先週は気持ちよく勝つことができて、それが自信になっています」と矢野は語っている。そして、1打差の11アンダー単独3位に横尾要が続く。

「ショットのフィーリングが良くて、今日は出来過ぎ！」という矢野東

　昨年の全米オープンチャンピオンのアンヘル・カブレラを始め、多くの外国人選手が参戦するハイレベルな闘いの中で、上位4位までを日本人選手が占めた3日目。中でも注目は、先週優勝を決めて、2週連続勝利に期待のかかる矢野東だ。矢野は5バーディノーボギーという完璧なラウンドで、通算12アンダー首位タイに並んだ。

「今日は、パットが入ればもっと伸ばせたと思うけど、先週に匹敵するような素晴らしい内容でしたね。ショットのフィーリングも良くて、今日は出来過ぎです。やはり最終日をトップで迎えることができて嬉しいですね。グリーンが柔らかいので、明日はきっとスコアの伸ばしあいになると思う。フェアウェーをキープできているし、アイアンもキレが良いし、パットも良いので、1位になりたい」と矢野は語っている。

バーディーを量産した谷原秀人

　6位スタートから、矢野東と並んで12アンダー首位タイに浮上したのは谷原秀人。3日目は、8バーディ2ボギーという内容で、バーディを量産した。

「4ホールを残していたので、長い1日でした。昨日はバーディチャンスに決められなかったのですが、やっとパットが決まるようになりました。今日はショットも良かったし、久々にパットが多く入りました」と谷原は語る。

　他、1打差の11アンダー単独3位には、「調子は悪くないけど、自信は持てない。明日はがむしゃらに付いていきたい」と語る横尾要。通算10アンダー単独4位に久保谷健一。アンヘル・カブレラは5アンダー17位タイ。フレッド・カプルスは1アンダー44位タイ。