この初日、通算5アンダーで首位タイに、深堀圭一郎、星野英正、井上信、I・J・ジャンの4名が並んだ。星野は「首位に並んで、勝ちたいという意欲が出てきました！」と語っている。そして、石川遼は首位に3打差の2アンダー10位タイで、上々のスタートを切った。

星野英正がミラクルイーグルを奪い好スタート！

　4番ホール・パー5でバンカーから直接カップに沈める、ミラクル・イーグルを見せて、星野英正が1イーグル4バーディ1ボギーの素晴らしいスタートを切った。

「イーグルは、強めにスピンをかけて、ジャストインしました。こんな完璧なショットはタイガーでもなかなかできないと思います。ここは高速グリーンと言われてますが、自分にとっては、それほどには感じなくて、とても合っていると思いました。初日から、勝ちたい意欲が出てきました」と星野は語っている。

　アウトコースで2バーディ、インコースで4バーディ1ボギーという内容で、5アンダー首位タイに並んだのは深堀圭一郎。「ここは、アドレスでしっくりしないロケーションが多く、僕のイメージと合わないんですが、今日は曲がってフェアウェーをキープできなくても良いから、とにかく安全なゴルフを意識しました。石川遼君は、周りを和ませる雰囲気を持っていて、ムード良くラウンドできましたね」と深堀は語っている。

「初日としては最高の順位！」という石川遼

　片山晋呉が通算25勝目の永久シード獲得を決めた日本オープンで、単独2位という大健闘を見せた石川遼は、4バーディ2ボギーという内容で、首位に3打差の2アンダー10位タイ。

「深堀さんも井上さんも、どんどんスコアを伸ばしていましたが、自分は2アンダーだったので、順位はあまり高くないと思っていたんです。でも、10位タイになったので、初日としては最高の順位ですね。今の時点でトップが5アンダーというのは、このコースの難しさを物語っていると思います」と石川は語る。

　他、4アンダー5位タイにはS・K・ホと宮本勝昌。3アンダー7位タイには、宮里優作、野上貴夫、久保谷健一の3名が並ぶ。