初日から3日間首位をキープして、通算9アンダーで単独首位につけた深堀圭一郎。3日目はパープレーと足踏みをしたが、首位を譲ることはなかった。「アイアンはずっと良い感じですが、上がりホールは楽じゃなかったし、独走できるような内容ではなかった」と深堀は語っている。そして、8アンダー単独2位には広田悟。3打差の6アンダー3位タイには、石川遼がつけており、待望のプロ初勝利に期待がかかる！

石川遼がプロ初勝利の大チャンス！

　3日間すべて70でラウンドして、着実にスコアを伸ばした石川遼が、通算6アンダーで単独3位につけた。15歳の史上最年少アマチュア優勝以来、プロとしての初勝利に、大きなチャンスを迎えている。

「1日2アンダーというのは、自分の目標でしたし、最終日最終組も、口にはしていませんが、密かに狙っていました。日本オープン以来、結構自信を持てている感じですし、アンダーパーの良いゴルフができているので、こういう状態のときに最終日最終組を迎えることができて、また新たな思いがありますね。明日は、この自信だけはなくさないようにして、自分の実力を出し切るつもりで、思い切ってプレーしたい」と石川は語っている。

「ひたすら苦しい戦いです」という深堀圭一郎

　ティーショットがぶれている状態を抱えながら、スコアを伸ばし、9アンダー単独首位に立っているのが深堀圭一郎だ。3日目は、終盤に3つボギーを重ね、3バーディ3ボギーという内容だった。

「ショットが万全ではないので、本当にひたすら苦しい戦いです。もう、次のティーグラウンドに行きたくないくらいの気持ちにもなります。でも、苦しい戦いは過去にもあったし、優勝宣言みたいな大きなことは言えませんが、ティーショット以外の部分で、まだ勝負に通用するものは持っていると思います」と深堀は語る。

　他、5つスコアを伸ばして、広田悟が8位から8アンダー単独2位に急浮上。4アンダー4位タイには野上貴夫と高山忠洋。3アンダー6位タイに矢野東など5名が並ぶ。