今週はビッグネームがスコアを伸ばせず、4日間の混戦模様が続いていた本大会。最後に、このチャンスをものにしたのは五十嵐雄二だ。40歳にして、悲願のツアー初勝利をこのメジャー大会で掴んだ。「プレー中は珍しく緊張していなかったんですが、試合が終わってから、すごくドキドキして水ばかり飲んでいました」と五十嵐は振り返る。
アラフォー五十嵐の嬉しい初勝利
4位スタートだった五十嵐は、2バーディ1ボギーという内容で、通算8アンダーで先にフィニッシュ。8アンダーで首位に並んでいた韓国のI・J・ジャンが、最終ホールでボギーとして、五十嵐の優勝が決まった。
「開幕の2試合では予選落ちをしましたが、ゴルフの内容は悪くなかったんです。その調子を維持したかったので、今季はラウンド数をかなりこなしていましたね。ここは特にインコースが難しいから、そこで自分がしっかりしてスコアを落とさなければ、良い位置でフィニッシュできると思っていました」と五十嵐は語る。
「5年シードは意識しないようにしました」
「最終ホールで、初めてボードを見て、8アンダーで首位に並んだことに気づきました。勝てばツアー初勝利だし、メジャー大会だから5年シードなのですが、それを意識すると興奮しちゃうので、プレー中は考えないようにしました。でも、この5年シードは自分にとって未知の世界ですよ。今日は、たまたま勝ちましたが、まだレベルの差を感じるし、もっと練習したいと思います」と五十嵐は語っている。
他、7アンダー2位タイには、鈴木亨、D・スメイル、I・J・ジャンの3名。6アンダー単独5位に竹本直哉。石川遼は5オーバー50位タイに終わった。
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