9アンダー3位タイスタートだった武藤俊憲は、7バーディノーボギーの猛攻で、最終日を締めくくり、通算16アンダーで見事な逆転勝利を決めた。「13番と14番ホールのティーショットをフェアウェーに打てたことが、とても大きかった。難しいコースを作ってくれて、本当に感謝しています」と武藤は語る。
サンデーバックナインで5バーディの猛攻を見せた武藤
2番ホールからの2連続バーディを決めて、後半は、さらに5つバーディを重ねる7バーディノーボギーで、通算16アンダー・フィニッシュをした武藤俊憲。首位に2打差のスタートから、2位に3打差をつける大逆転で、ツアー3勝目を決めた。
「3日目と違って、パットが良く決まりました。ティーショットはフェアウェーを外す気がしないほど、ショットには安心感と信頼感がありました。昨年の第1回目の大会から、この大会で勝ちたいと思ってきましたが、2年越しで優勝できて、本当に嬉しいです!」と武藤は語っている。
「前の組でラウンドできて良かった」
「前の組でラウンドできて良かったですね。もし、最終日最終組で丸山さんとラウンドしていたら、ここまでスコアを伸ばせたかは分かりません。やはりどうしてもプレーを見てしまいますからね。これまで、下半身を中心に鍛えて、やれることはやってきたつもりです。副賞のレクサスは、2005年の初勝利で手にした愛車ですし、もちろん自分が乗りますよ!知り合いに自慢します!」と武藤は語る。
他、通算13アンダー単独2位に金庚泰。首位タイスタートで、10年ぶりの国内勝利に期待のかかっていた丸山茂樹は、12アンダー単独3位に終わった。先週優勝した鈴木亨は、11アンダー単独4位という成績で、その好調を持続した。