米ツアー8勝の実力者であるポーラ・クリーマーが、7つスコアを伸ばす猛追を見せた最終日。単独首位スタートの諸見里しのぶは、通算13アンダーでフィニッシュし、見事1打差で振り切って、公式戦2勝目を決めた。「国内のメジャーで勝てたことも嬉しいですが、それ以上に全英女子オープンに近づいたことが、一番嬉しいですね」と語っている。
「後半は苦しかった」と振り返る諸見里しのぶ
6バーディ3ボギーという内容で、通算13アンダーで優勝を決めた諸見里しのぶ。一時は15アンダーまでスコアを伸ばして快走していながら、14番ホール、16番ホールでボギーとして、苦しい展開になった。
「後半は、やはり苦しかったですね。全美貞さんも良いゴルフをしていましたが、そのお陰で、自分も気を引き締めてプレーすることができました。また、ポーラ・クリーマーさんも、さすがだと思いました。でも、結果が良ければいいと、今日は1ホール1ホール冷静にプレーができ、気持ちを切り替えることができたと思います」と諸見里。
「全英女子オープンが夢だった」
「優勝を確信したのは、アッコさん(福嶋晃子)やミジョンさんが最終ホールのアプローチを終えた後でした。直接入れられたら、まだ分からなかったので。プロデビューしてから、ずっと全英女子オープンに行ってみたいと思っていたんですが、いつも前半戦がダメで、悔しい思いをしていたので、このメジャー勝利をきっかけに、頑張りたいと思います」と諸見里は語っている。通算4勝中、2勝がメジャー大会という通算成績となり、次なる活躍の大きなステップになるはずだ。
他、「惜しかったけど、今年の目標はできるだけ多く優勝争いに絡むことなので、その結果優勝できればと思っています」と語るポーラ・クリーマーは、全美貞と並んで12アンダー2位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子は11アンダー単独4位に終わった。
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