茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開幕した、今季メジャー第2戦。この初日、スコアが伸び悩む難コースの中で、2アンダーで首位に並んだのは、小林正則と小泉洋人。「出来過ぎですね。たまたまティーショットが良くて、特に後半の12番ホールあたりから、すごく調子が上がってきました」と小林は振り返る。1アンダー単独3位に山下和宏。注目の石川遼は、12オーバーと大きく出遅れた。

ツアー2勝目に向けて好スタートを切った小林正則

　先々週のとおとうみ浜松オープンでは、石川遼とのプレーオフを制して、悲願の初勝利を飾ったばかりの小林正則が好調をキープ。12番ホールからの4連続バーディを含む、5バーディ3ボギーという内容で、2アンダー首位タイに並んだ。

「今年はドライバーが好調ですし、今日もフェアウェーをキープできたことがナイスラウンドにつながりました。今年、初優勝したことで、周囲の目も変わりましたね。自覚を持ってプレーしなくてはいけないと感じていますが、おととしに出場したときとは、気分が違うし、しっかりとショットに集中できていますね」と小林は自信をうかがわせている。

「ショットが良かった」という小泉洋人

　4バーディ2ボギーという好内容で、小林正則と並んで2アンダー首位タイにつけたのは小泉洋人。「グリーンを外したのは、8番ホールと9番ホールの2ホールだけだと思います。今日はショットがとても良かったですね。コースはめちゃめちゃ難しいけど、ショットが曲がらないのが自分の強みだし、バーディ合戦よりも難しいコースの方が好きなんです」と小泉は語っている。

　他、イーブンパー4位タイには近藤共弘、丸山大輔、川岸良兼、S・K・ホなど7名。1オーバー11位タイには、星野英正、武藤俊憲、すし石垣など6名。12オーバー119位タイと大きく出遅れた石川遼は、「14番ホールからドライバーがフェアウェーに行かなくなり、置きに行こうとするほど曲がってしまい、気持ちを切らさないようにしましたが、良い流れにはならなかった」と語っている。