今季、とおとうみ浜松オープンで念願の初勝利を飾った小林正則が好調。通算5アンダーで首位をキープしてこの2日目を終えた。「昨日は雨だったのでフェアウェーキープが大切でした。今日は少し曲がったけど、晴れていたので助かりましたね。依然好調です」と小林は振り返る。そして、4アンダー単独2位にはH・T・キム。3アンダー単独3位にS・K・ホ。石川遼はカムバックできないまま、2週連続の予選落ちとなった。

「チャンスなので諦めずに戦いたい」という小林正則

　とおとうみ浜松オープンでは、石川遼をプレーオフで下して、初勝利を決めた小林正則。石川遼が調子を取り戻せないまま予選落ちとなる一方で、小林は初優勝から好調を持続する。この2日目は、1イーグル3バーディ2ボギーという内容で、3つスコアを伸ばして、通算5アンダー単独首位に抜け出した。

「ロングホールはうまくプレーできました。でも、ティーショットで少し力んでしまい、引っかかることが多かったですね。コースは狭いし、それなりにプレッシャーがかかります。そんな中で、ケガもせずプレーできたのは良かった。とおとうみで勝ってからドライバーに自信を持っていますが、曲がるときは曲がるし、自分のスイングをしていて曲がったら仕方ないと思っています」と小林は語っている。

「パットが良くてスコアに繋がっています」というH・T・キム

　7バーディ2ボギーという素晴らしい内容で、11位スタートから一気に単独2位に浮上したのはH・T・キム。

「今週はパットが良く入っていて、それがスコアに繋がっていますね。特に何かを変えたわけではありませんが、今週は良く入っています。偶然、去年と同じハウスキャディについてもらったんだけど、とても良くラインを読んでもらっています。ツアープレーヤーNo.1を決めるこの試合で、最終組を回ったことがないので、頑張りたい」とH・T・キムは語る。

　他、通算2アンダー単独4位に山下和宏。1アンダー5位タイには丸山大輔、小泉洋人、J・チョイの3名。イーブンパー単独8位に川岸良兼。12オーバーと大きく出遅れてスタートした石川遼は、2日目も6つスコアを落として、通算18オーバーとカムバックできず予選落ち。「ショットの内容は徐々に良くなっているし、上がり方も良かったと思います。自分なりに一生懸命練習しているので、このまま引き続き取り組んでいきたい」と石川は語っている。