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トーナメントレポート

ダンロップフェニックストーナメント

フェニックス カントリークラブ/宮崎県2006/11/16~11/19

ライブスコア

出場選手 ペアリング ホールデータ ホールバイホール ライブバトル

REPORT
R1
R2
R3
FINAL
SCORE
R1
R2
R3
FINAL

 
 

FINAL ROUND REPORT


世界が待ち望んだ欧米王者対決!欧州王者ハリントンがウッズをプレーオフの末下す!
各ツアーの賞金王が最終組で対決する、まさに絵に描いたような展開が実現した大会最終日。
朝から小雨が降りしきる天候ながら、気温は昨日より若干高く、コンディションは少し回復した状況となり上位陣はスコアを伸ばすエキサイティングな展開となった。
混戦の中、1位タイのウッズとハリントンもスコアを伸ばし、決着は18番が終了しても勝負が付かず、プレーオフでの決着となった。
この緊迫した勝負を制したのは、プレーオフに強い世界最強プロゴルファー・・・ではなく、欧州ツアーの賞金王ハリントンだった!
ハリントンは9アンダー、プレーオフ2ホール目に世界最強のゴルファーとの真っ向勝負に打ち勝ち、ウッズの3連覇を阻止した。
その勝利は、鳥肌がたつほどの一騎打ちだった。

これこそが世界の頂上決戦!果敢な挑戦を続けたハリントンに勝利の女神は微笑んだ!

タイガー・ウッズ
(c)GolfPark 2006

プレーオフ2ホール目、お互いショットが安定しない中、タイガーは2打目を2ndのバンカーからレイアップ。
ハリントンはティショットが2nd左の林近くまで曲げ、ピンチを迎えていた。
目の前には二股に絡んだ木。
「なにしろ、相手はタイガーだからね。自分に出来ること、やれることは何でもやってやろうという気持ちでいた」
しかし、ハリントンはあえて人一人ぐらいが入れる隙間の木の間を縫ってグリーンを狙った。

結果として木にかすった為にボールはクロスウェイの手前に落ちた。
ラフの芝は、オーバーシードされた背丈の高い洋芝。タイガーに状況は有利に働くと思われた。
タイガーの3打目はグリーンをとらえ、ピン横4メートル強。バーディも狙える位置につけた。
しかし、勝利の女神は、果敢な挑戦をしたハリントンに微笑んだ。
洋芝のラフにいったハリントンのボールは、スタッフや報道関係者の往来が激しい箇所で、芝は寝ていてボールに絡んではいなかった。
それでもピンの根本はほとんど見えない場所で97ヤード。
サンドウェッジで打った球はターフとともに舞い上がり、グリーンを捕らえピンに向かって行く。
そしてピン横60センチでボールは止まった。
このプレーを見ていた全ての者は鳥肌が立ったはずだ。
今週は不運に見舞われる事が多かったウッズ。やはり、最後まで勝利の女神は微笑まなかった。
タイガーのバーディパットは外れパー。
ハリントンはバーディパット難なく沈めて勝利した。
一時期3ストローク離れたところからの大逆転勝利だった!
「本当に良い気分!タイガーを破ったし、タイガーにジャケットを着せてもらえたしね。とても記憶に残る試合となりました!
なによりも、日本のツアーで『ダンロップフェニックス』で勝てたことがうれしいです」
これからも様々なツアーに参戦を続けるというハリントン。
日本に良い置きみやげをしてくれたことに感謝しよう。

一歩及ばず、ウッズ惜敗。3連覇ならず!
ショットが安定していなかった。しかし、それはハリントンも一緒だった。
一時期は3ストロークも突き放し、トップを快走すると思われたウッズだったが、ハリントンも粘りのゴルフで追走する。
我慢比べの様相を呈していた勝負に変化が現れたのは13番だった。
ハリントンがここでバーディを取って2打差とした。
「残りの3ホールで2打差のリードがあればプレッシャーをハリントンに与えることが出来ると思っていたが、16番でミスパットをしてしまった。」 ウッズはここでボギーとし、逆にハリントンはバーディで並ばれてしまう。 そして、ハリントンの勢いの前に、プレーオフで敗退した。br /> 勢いに乗ったハリントンは17番でもバーディとし、ついに並ばれてしまう。
そして、ハリントンの勢いの前に、プレーオフで敗退した。
「全ては16番。安全にプレーをしようとしたのに、ボギーにしてしまった。でも、勉強になった。ポジティブに捉えていきたいですね」
そして今後、リベンジで来年出場するかとの問いには、
「是非、戻ってきたい」
と語った。

3位には、今日64というスコアでラウンドした深掘圭一郎がトップと1打差の8アンダーにつけた。
6アンダー4位タイには、片山晋呉とジャスティン・ローズが入った。

パドレイグ・ハリントン&タイガー・ウッズ
(c)GolfPark 2006

 
 
  • JGF

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