ついに、2009年シーズンの女子ツアー開幕戦となる本大会が初日を迎え、横峯さくら、韓国の宋ボベが4アンダー首位タイに並んだ。「風がある中で、このアンダーパーは良い結果だと思います。危ないパーパットもありましたが、それを沈めることができましたし、流れが途切れることがありませんでした」と横峯は語っている。

「優勝できると嬉しい」と好スタートの横峯さくら

　曇天の中、風に見舞われた女子ツアー開幕戦初日、4バーディノーボギーという完璧な内容で、首位タイに並んだ横峯さくら。18番パー5では、30ヤードのサードショットを30センチに付けるバーディも見せた。

「高麗グリーンはタッチが難しいので、なるべく下につけたいと思っていましたが、上に付けた場面も2、3回ありました。それでも、トラブルというトラブルはありませんでしたね。今日は姉の出場が急きょ決まって、励みにもなりますし、刺激しあえたら良いですね。ここで優勝できれば嬉しいですけど、とにかく自分のプレーをして、結果がついてくれば良いと思っています」と横峯は語る。

「不思議な気分です」と諸見里しのぶ

　5バーディ1ダブルボギーという内容で、上原彩子らと並んで、3アンダー3位タイにつけたのは諸見里しのぶだ。「正直、あまり調子が良い状態ではなかったので、すごく不思議な感じがしています。でも、このスコアで回れたということは、耐えるところは耐えて、チャンスを確実にものにできたからだと思いますね」と語っている。

　他、横峯と並ぶ4アンダー首位タイには、「ショットが良かった」という韓国の宋ボベ。3アンダー3位タイには、諸見里、上原の他、オーストラリアのタミー・ダーディンが並ぶ。2008年の賞金女王に輝いた古閑美保は、1アンダー9位タイにつけている。