お仕事紹介
大会を支えるスタッフの中で、重要なスタッフ、それがボランティアです。
トーナメントによっては、「大会運営協力スタッフ」と呼ぶこともあります。
ボランティアは、開催コースのメンバーや地元関連団体、一般公募で集められた方で構成されています。
皆様に、ボランティアで参加していただいたことで、活動費をチャリティすることができるのです。
そこで、ここではボランティアが就く業務にはどういうものがあるか、簡単に説明します。
ゴルフ知識が必要な業務
スコアラー
特定の組に付いて、その組のスコアをチェックし、各ホール終了後、速報本部に連絡します。この情報は、場内の速報板、テレビ中継やインターネットのスコアライブなどに利用されます。大会を運営するにあたって最も重要なボランティア業務といえるでしょう。
キャディー
特定の選手について、練習日から決勝・最終日まで共にラウンドします。この業務に関しては、体力と知識、コミュニケーションなど数多くの能力が要求されます。そのため、ボランティア募集する事も非常にまれです。募集する場合には、経験者の方や選手としての実績をお持ちの方を優先して採用しています。
キャリングボード(移動式速報板)
特定の組に付き、各選手のスコアをリアルタイムにギャラリーへ提示する業務です。キャリングボードという持ち運びのできるボードをもって選手と共に18ホールラウンドします。
体力が多少必要ですが、目立つ業務かもしれません。
移動マーシャル
特定の組についてスタート前の練習から選手がホールアウト後クラブハウスに入るまで、ギャラリーを整理します。
歩いて観戦するギャラリーを整理しますので、人気がある選手やビックネームの選手に付くことになります。
役割は、「先発」「中発」「後発」の3つに分かれます。
☆先発：ギャラリー整理兼ボール確認
常に選手が打つ一打先で待機し、次打地点付近のクロスウェイに、ショット時、ギャラリーを渡らせないようにします。
また、ボールの行方を確認し、ボールがロープの外に出た場合には、ギャラリーがボールに触れないよう、ボールの近くに行き、ギャラリーやコースロープなどを整理して、選手が打ちやすい状況を作っておきます。
☆中発：ギャラリー整理兼クロスウェイ確保
ギャラリーがティーグランドやグリーンの出入り口を塞いでしまわないよう整理し、選手やキャディがスムーズに移動できるよう誘導します。また、選手がショットやパットをする際にプレーの妨げにならない様ギャラリーを静止させます。ショットをするエリアから近いクロスウェイが前方にある場合は、ギャラリーが渡らないようにします。
☆後発：ギャラリー整理の総括
プレーの妨げにならない様ギャラリーを静止させます。全員が打ち終わり、歩き去った後もロープ内にギャラリーが入らぬ様に注意し、後続の組が来ている場合は、クロスウェイにギャラリーが立ち止まらぬ様に完全に渡らせます。また、中発の人とともに、ホール間の選手の誘導もします。
速報本部
スコアラーから報告されるスコアを集約し、速報板などに報告します。最新の情報を把握できる上、大会の裏側を見る事が出来ます。
プレスルーム
プレスルームに用意されているボードに、速報本部から発信されるスコアや、イーグル・ホールインワンなどの状況を掲示していきます。また、カメラマンやライターなどのお世話もします。情報が集約され、記事になっていく様を見る事ができます。
フォアキャディ
選手が打ちこむ可能性があるハザード（バンカーを除く）やOB付近にいて、飛球の確認を行い、旗などで選手に知らせます。ブラインドになって前方の組の位置がわからないドックレックのコースなどでは、前方の組がショットを終えたかどうかを確認し、後方の組に無線や旗を使い、状況を知らせます。固定ギャラリー整理同様、あまり移動しませんので、体力に自信が無い方に向いています。
スタート係
選手にスコアカードやローカルルールを配布したり、競技委員の補助を行います。選手を間近で見る事が出きる仕事として人気があります。ルールに詳しいという方より、選手の顔がわかる方が向いています。
スタートアナウンス係
スタート時に、選手のプロフィールなどを案内する係です。用意された原稿を、スタートホールのティーグランドに立って読み上げるので、かなり目立ちます。あまり、ゴルフ知識は必要ありませんが、用語が分からない人は読み上げにくかったり、選手の名前を間違う事があるため、経験がある人になるべくお任せしています。
アテスト補助係
競技委員と共に、ホールアウト後に提出されるスコアカードをチェックします。少々慣れを必要とする仕事ですが、ゴルフをされている方なら大丈夫です。スタート係同様、全選手と間近で会う事ができます。業務開始時間が遅いです。
