今年2011年の開幕戦は、韓国の朴仁妃が66をマークする素晴らしいゴルフで、逆転勝利を飾った。「初日が悪かったし、正直なところ、今日はあんまり期待していなかったんです。でも、それだけに最高の成績を上げることができて、とても嬉しいです!」と朴仁妃は語る。そして、8アンダー単独2位には佐伯三貴。7アンダー3位タイには宋ボベ、イ・ボミという結果に終わった。
「この2日間には満足です!」という朴仁妃
5アンダー5位スタートから、本日のベストスコアタイとなる66をマークした朴仁妃は、通算11アンダーフィニッシュ。2位に3打差をつける快勝で、見事この開幕戦を制した。
「今年は、タイとシンガポールで戦って、この大会が3試合目ですが、パッティングはこの3試合で一番良かったですね。初日はあまり良くなかったけど、この2日間のゴルフには満足しています。前半9ホールを終わった時点で、今日はもしかしたら勝てるんじゃないかと思い、その気持ちで残り9ホールをプレーしました」と朴仁妃は振り返る。
「昨年よりも良い成績を残したい!」
「今年も昨年同様に、日本のツアーは15試合前後出場する予定ですが、目標は昨年よりも良い成績を残すこと。毎年毎年、成長するプレーヤーになりたいんです。それと、ワールドランキングをトップ10以内にしたいですね。賞金女王も狙いたいですが、出場15試合くらいでは、ちょっと厳しいかもしれませんね」と朴は語っている。
2008年の全米女子オープンでは史上最年少の19歳で、プロ初勝利の快挙成し遂げた朴仁妃。昨年の2010年シーズンは、日本ツアーに初参戦して、堂々の2勝。西陣レディスクラシックと最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップを制して、賞金ランキングは5位となった。今シーズンはこの開幕戦勝利で、序盤戦から全開のプレーを見せてくれそうだ。
他、6アンダー5位タイには、韓国の申ジエと森田理香子。5アンダー7位タイには、上田桃子、金田久美子、福嶋晃子の3名。初日、2日目ともに単独首位をキープしてきた藤田幸希はこの最終日、4つスコアを落として、通算4アンダー10位タイに終わった。