いよいよ、男子ツアーに先駆けて、2011年シーズンの女子ツアーが開幕！この開幕戦の初日に、5アンダー単独首位に立ったのは藤田幸希だ。「今日は風の中で、良いゴルフができたと思うし、自分でも正直ビックリするくらい内容の良いゴルフでした」と藤田は語っている。そして、3アンダー2位タイには昨年、ルーキー初の賞金女王に輝いた韓国のアン・ソンジュと豪州のニッキー・キャンベルが並ぶ。

「おはようバーディのジンクスが破れたかも」という藤田幸希

　この初日、バーディスタートの幸先の良い滑り出しを見せて、6バーディ1ボギーという内容で、5アンダー単独首位となった藤田幸希。

「おはようバーディが取れたんですが、実はその先が不安でした。バーディスタートのときには、あまりその後が良くなかったからです。でも、今日はその後もずっと好調で、ジンクスが破れたかも知れませんね。アイアンはもともと好調でしたが、水曜日にドライバーが決まったばかりで、それがとっても気持ち良く振れたので、その安心感もありましたね」と藤田は振り返る。

　藤田の昨シーズンは、日本女子プロ選手権で初のメジャー優勝を果たし、過去最高位の賞金ランキングとなる10位。今年はさらなる活躍が期待される。

「思うように体が動かなかった」とい宮里藍

　主戦場となる米ツアーで、昨シーズン5勝の最多勝利という大活躍を見せた宮里藍が、本大会に参戦。期待のかかる初日だったが、4オーバー63位タイと出遅れた。

「今日は思ったように体が動かなくて、反応してくれませんでした。プレーの進行が早いせいか、自分のルーティーンも早くなって、スイングのリズムは良くないし、距離感の悪さにもつながってしまいました。でも、結果はコントロールできないし、明日はどのくらい良いプレーができるかですね」と宮里は語っている。

　他、2アンダー単独4位に穴井詩。1アンダー5位タイには、馬場ゆかり、上田桃子、韓国の申ジエなど5名が並ぶ。